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異常性愛
第4章 過去と妄想と現実
そんな光景を私自身が部屋の隅から眺めていた。
あられもない姿で見知らぬ男にしがみ付きあえぎ狂う女。
ヨダレを垂らし男根を懇願する女。
そこに居る、それが私の妻なのだ。
たくましい私の妄想と、現実の晶子の淫乱ぶりが重なり、疑念と嫉妬が私の中に惹起(じゃっき)した。
もしや晶子は日常的にこんなことをしているのでは・・・
前の男に呼び出されセックスをしているのでは・・・
いや、我が家に招き入れこのベッドで醜態をさらしているのか・・・
今朝、私を笑顔で送り出した後、ここで何をしていたんだ・・・
その笑顔で誰を迎え入れたんだ・・・
ディルドを咥えマゾヒスチックに悶え、恍惚している眼前の自分の妻が、他の男に¨寝取られ¨ていると思うと、血潮が逆流するような悪寒を覚え、体毛が逆立つのを感じた。