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異常性愛
第25章 おまじない
『大ちゃぁん、ちょっと。』
真美へのプラン説明の当日、上司に呼ばれた。
用件はだいたい想像がついている。
『今日だったな、プレゼン。』
『ええ。そうです。』
『頼むぜ、お前に年次目標かかってんだ。』
『プレッシャーですか?』
『おう、かけすぎぐらいが、お前にゃいいだろ。』
『充分ですよ。』
『とにかく施工部に仕事やってくれ。
あそこも火の車だ。
営業で何とかしてやらんと、
来年、奴ら消えちまう。』
立ち上げて間が無い、自社施工部を絡めた受注はまだまだ少なかった。
施工ノウハウのない営業社員が施工まで管理することは、普通 難しい。
私を含め、営業社員の施工案件の受注意識はまだまだ低かった。
その矢先に舞い込んだ真美からの施工案件で、私は会社に期待されてしまっている。