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異常性愛
第25章 おまじない
『お客さん、もう一服いいすか?』
『ああ、いいよ。ゆっくり。』
店でホットコーヒーを買い、運転手に手渡した。
『いやぁ、ありがたい。すいやせんね。』
『愛煙家にはつらいよね。』
『いや、ほんとっすよ。会社がうるさくって。』
『どこも同じだね・・。』
視線を移した先に見慣れない店があった。
『あんな店あったんだ。』
『へぇ、半年ぐらい前から工事してましたね。』
『なんだろね。』
『家具屋みたいすよ。』
『そうなんだ。』
『輸入雑貨すか、看板。』
『ふぅん・・。』