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異常性愛
第26章 ならず者の食卓
   
スペアリブにむしゃぶりつきながら、亭主は私に聞いた。

『涼子はどうしてるんだ?』

『私は全然連絡してませんよ。』

『ほう。そうか。』

真美が少し俯くのが見えた。

『先生も?』

『親御さんから苦情の電話はあったがね。
 慰謝料の額を伝えたら、黙ったよ。
 ほほほ。』

『先生、涼子をどう思います?』

わざと真美の前で聞いた。

『どうとは?』

『そうですねぇ、
 抱きたいと思うことありませんか?』

『うん、そうだな。
 懐かしく思う。それだけだ。』

『私は優子と会ってから
 思わなくなりましたよ。』

『そうだろ、ヤツはいい女だ。
 まさかキミ、
 惚れちゃいないだろうな?ほほほ。』

『私?ぞっこんですよ。』

亭主は難しい顔をして額を押さえた。


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