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異常性愛
第26章 ならず者の食卓
だがこの男は私を嫌おうとしない。
それどころか、私を自宅に招き、新妻を好きに扱えとまで言った。
常識という物差しがあてはまらない、亭主との会話には細心の注意を払った。
亭主は饒舌で機嫌よく話した。
亭主の話にはユーモアがあり、周囲をうまく引き込む。
新聞に書いてあるようなことは全て理解していて、その裏を私に推理させたり、独自の解釈を説明してくれたり、見識の差を大いに見せ付けられた。
三本目のワインが空になり、真美は新しいワインを開け、私たちに注いだ。
アルコールの入った真美の頬が赤く染まり、ツルツルの肌がリンゴのように光っている。
----真美を抱きたい・・・。
アルコールが、私の箍を緩ませていく。