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異常性愛
第27章 業
『大輔さん・・・・。』
トントンと私の胸を叩く真美。
抱きしめた腕を緩めると身体を起こし、微笑んだ。
『私、明日髪を切ります。
大輔さんが主人を諫めてくれたから、
私らしくやってけそう・・。
でも、この髪型でいられるのも
今日が最後。
せっかく伸ばしたのに
ちょっとだけ勿体無いなって。
だから、今日は
涼子さんでいてもいいかなって
思ってます。』
そう言うと真美は枕元のリモコンに手を伸ばし、ボタンを押した。
夕方と同じように巨大なスクリーンが天井から現れ、強力なプロジェクターランプがスクリーンを照らした。
『真美ちゃん、よそう。』
『いいんです。』