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異常性愛
第27章 業
扉を閉める音が聞こえ、やはり全裸の涼子が別のディルドを手にしてフレームインした。
涼子はテーブルの前で膝をつくと、T字脚に張り付いたディルドに尻を合わせ、ゆっくりと性器に入れているようだった。
《うぅぅぅ・・・》
艶かしく腰を動かし、ディルドオナニーに興じる涼子。
力んだ指先で床を掻きながら、恍惚の表情でレンズに視線を合わせている。
亭主の言う性嗜好ならば、このビデオを観る涼子は、映像の中の自分自身と見つめあっていたということになる。
----(涼子、何やってんだお前・・・。)
アダルトグッズに身を焦がす涼子に、感傷的な寒さを覚え、身が竦(すく)んだ。