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異常性愛
第27章 業
『大輔さんっ!』
ガウンを羽織った真美が駆けつけ、私の背をさすってくれた。
『大丈夫ですか!大輔さん!』
便器を抱えるように吐き続けた後、真美に謝った。
『ごめん、飲みすぎたみたいだ。』
酒はまだまだ飲める。
本当のことを言っても真美には解らない。
『お水、お水・・・。』
あたふたしながら真美は寝室へ走り、ペットボトルを手に戻ってきた。
『大輔さん、これ、うがいして。
ダメ、立たないで、そのまま。』
『ああ、ありがと。大丈夫、大丈夫。』
口を濯いで、洗面所で顔を洗った。
その間も真美はずっと私についてまわり、顔を覗きこんでは背中をさすってくれた。