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異常性愛
第27章 業
『さすがナースだね。ありがとう。』
『元ですよ。それより大丈夫?歩けます?』
『ああ、もう平気。ベッドに戻ろ。』
小さな真美の肩を抱くと、真美は私を支えるように腰に手を回し、寝室のドアを開けた。
ローボードに置いてあったテキーラで口を濯ぎ、真美を抱いてベッドに倒れ込んだ。
昼抜きの空き腹に詰め込みすぎたようだ。
私の腕の中で真美は囁く。
『料理に
毒、入れてないですよ。ふふっ。』
『はは、怖いね。それ。』
『涼子さんの。
刺激、強過ぎました?』
『ああ、あれはきついよ。』
『大輔さん、
愛されてますよ。涼子さんに。』
『そう・・なのかなぁ。』
『あんなになれません。』
『何度も涼子を抱いたけど、
ああはならなかった。
僕を愛してたというより、
人を愛してる状態が涼子には
良かったんじゃないのかな。
僕は涼子に愛情を
分けてもらっただけだね。』