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異常性愛
第27章 業
女性が男性に抱く愛と、男性が女性に抱く愛には当然違いがある。
肉体的に受身である女性の心理は、働き掛ける側の男性には理解できないものがある。
女性の最も理解できないもののひとつが、男性とセックスをすることだ。
自分より身体も大きく力のある他人を、体内に受け入れるという女性の勇気には感服する。
『なぁ真美ちゃん。
男って怖くないか?
真美ちゃんより強いし、
腕力あるだろ。
それが身体に一部だけでも
入ってくるなんて・・・。
僕だったらちびっちゃうよ。』
『あはは、そうですね。
怖いと思うときもあります。
でも、求められてるのが解ると
嬉しいんです。
それに、応えたくなります。』
『ああ、そう。
勇気あるよな。
僕は注射でも怖いよ。』
『男の人が
注射するんですけどね。ふふっ。』
『はは、ほんと。身勝手だね。』
¨注射¨というのは業界のスラングなのだろうか。