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異常性愛
第28章 媒介
   
そっとベッドに晶子を寝かせ、体重をかけないよう半身をかぶせた。

『大丈夫よ。こっち来なさい。』

晶子に首根っこを掴まれ、抱き寄せられた。

『怖がりね。
 いつも通りでいいのよ・・・。』

キスすると晶子は私のダウンジャケットのジッパーを下げた。

『挿れる前に
 お帽子被ってね。』

晶子にリードされ、服を脱がされていく私。
晶子がセックスの主導権をとることは初めてだった。
腹の子を宿すとともに、母としての強さを既に備えたのかもしれない。

着込んでいたせいか、上半身が露出すると部屋の寒さを感じた。
私はエアコンの温風が嫌いで、寒くても暖房機能を使わなかったが、元々冷え性の身篭った晶子を冷やすわけにいかない。

エアコンのスイッチを入れると、晶子は微笑む。

『嫌いじゃなかったの?』

『冷やしちゃダメだろ。
 それぐらい解るよ。』

『ああん、
 ダーリン優しいのねっ。ちゅ。』


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