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第28章 媒介

　　　
神聖な洗礼を施すかのような陰茎に尽くすその姿には、淫靡でありながらどこか美しさがあり、陽光を受けた晶子の白い裸体が、宗教画を思わせる神々しさで私の眼前に輝いている。

均整の取れた美しい身体を折りたたんで男性器を慈しむ姿勢は、ひとつの様式美として確立していて、晶子はそれを最も美しく示現する女性の一人のように私は思う。

猥褻なフェラチオはオスの性欲を激しく刺激するものだが、陽だまりの寝室には愛する男性を包み込む、女性の懐の深さがあった。