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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
りえは暫く新井のところで
体力回復までゆっくりしていた。

子供の世話をしたり、
家事をしたりしていた。

子供が生まれ
生活していくのが大変で
子育てと家事と仕事を懸命にしてきた。

子供とゆっくりとした時間を過ごした事も
記憶にあまりなかった。


今は、朝ごはんをみんなで食べられて
お天気のいい日には布団も干せる。

子供が体調を崩したら傍にいてあげられている。
夕食をゆっくりと会話をしながら食べれて…

お風呂も一緒に楽しく入れて

寝る前には
子供たちに絵本を沢山読んであげられる。


幸せを感じる事が出来て幸せだった。

自分には守るものがあり
守って貰えている。


この穏やかな幸せを
いつも感謝して

タクヤが早く良くなるように願っていた。

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