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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
りえは、タクヤの具合が良くなっていると確信すると、
家に帰った。

シャワーを浴び、事務所に向かった。
そして、すぐにユウイチの元に急いだ。

ユウイチの顔色はよく、元気だった。
仕事をする量が極端に減り、睡眠をしっかり摂り、
規則正しい生活で、ユウイチは以前にも増して
健康そうに見えた。

りえは最初ユウイチの顔をちゃんと見れなかったが
ユウイチがりえに触れるとりえは
ユウイチが愛しくて堪らなかった。


退院後の事を話しながらユウイチの髪を梳かしていた。
子供達の様子を話したり、仕事の話しをしたりして
ユウイチは、りえに顔を近づけて優しくキスをした。

りえはユウイチのキスにもドキドキとし
タクヤのキスと比べていた。


ユウイチもこんなに好きで
タクヤも見放せない…

二人を求めている自分は
どうしたらいいのか困惑していた。

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