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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
ユウイチの入院する病院から事務所に戻り
りえは仕事を少しでも済ませようとしていた。

仕事がだいぶ遅れていたりえは
子供達をまた新井に頼んでいた。

スタッフもいつもよりも遅くまで仕事をしていてくれたが、終電間近に事務所を出た。

りえは雑用もあり、なかなか仕事が進まなかった。


りえが構想に行き詰まり
焦りが出ていた時に事務所の電話が鳴った。

りえが出るとタクヤだった。

事務所の近くを通った時に
電気がついていたので連絡をしたと言った。

りえは仕事がまだ終わらずにいることを伝えると
タクヤは手伝うと言い、事務所に来た。

ざっとりえが説明すると
タクヤはサクサクと進めてくれた。

半分のスピードで仕事が進み
明け方近くに
朝提出する分まで仕上がった。

りえはホッとし、タクヤにお礼を言うと
タクヤの体調を今更ながら尋ねた。

薬も飲み元気だと笑ってみせた。

りえはホッとしたら睡魔が襲い
スーッと眠りに入ってしまった。

タクヤもりえを見ながら
りえを抱き抱えながら
眠りに入ってしまった。


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