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Moon road〜月への道
第3章 結婚
りえを抱き締めていると
事務所の玄関のベルが鳴った。

ユウイチが出た。

…あの女性の声がした。


りえは挨拶に玄関先に出ると

あの女性は、ユウイチに抱きついていた。


ユウイチは、慌てて彼女を引き離したが
りえは確実に見てしまった。

「あら、いたの?失礼しました」

ちらっとりえに目をやった。

「はい、いらっしゃいませ。私はそろそろ出掛けるので、ごゆっくりどうぞ」

りえは会釈をして去り
これから自分はどうしようかと頭の中が空っぽになったた。


病院に行くと新井がりえが居なくなりオロオロしていたが、
りえの姿を見て安心していた。


新井は、りえに退院したら、
家に来ないかと提案した。





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