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第3章 結婚

新井と買い物に出掛けた時、
前からあのユウイチのところに来ていた女性が歩いてきた。

彼女のお腹は大きく
新井が話すと、あと3か月で生まれるとの事だった。

3か月…

私が病院にいた時に出来た赤ちゃん？

りえは崩れそうになったが
「おめでとう」を言いその場を去った。

ユウイチへの信頼も信用も崩れ落ち
あの家とは決別しようと強く思った。


タクヤは頻繁に店に通うようになり
毎日閉店までいるようになり
帰りは無理矢理板前に送って貰っていた。

プレゼントを毎日のように買ってきていた。
タクヤはプレゼントでしかうまく愛情表現出来ないのだ。

ユウイチは仕事が忙しいのか最近は顔も見せなかった。
あの女性と一緒なんだろうと寂しく思った。