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NEXT 【完結】
第84章 パイプベッド

それから馴れ初め話は、その場に居ない羚汰の姉の茜称の話になって。
いつの間にかお風呂を済ませて参加し直した羚汰の母親が、自分たちの馴れ初め話も初めて。
その最中にバイトからイルマも帰ってきて、イルマの彼氏の話になったり。
すっかり女子会なようなノリだ。
当然、男性陣は面白くないらしく。
子どもたちを寝かしつけて戻ってきた修太朗を含めて、酒盛りを始めていた。
「で、リョウくんとはどーやって?」
そう身を乗り出す知世が目をキラキラさせている。
見渡すと、羚汰の母親も留学生のイルマでさえ目が輝いている。
羚汰は、稜の事を報告したものの、馴れ初めなどは一切伝えてないようだ。
ダイニングで盛り上がっている羚汰をチラリと見る。
どこまで話したらいいのだろうか。
「えっと。マンションのお部屋がお隣で...」
何度か顔を合わすうちに、仲良くなったー。
省略するといとも簡単だ。
4人のドラマのような馴れ初め話を聞いた後だから、余計に素っ気ない。
ノリノリで聞いていた3人も、微妙な表情だ。
「でも、こう、出会ったときにビビビッと来たでしょ?」
「...特に」
稜は初めて出会った日のことをあまり覚えていない。
羚汰は覚えているようだったが、号泣する稜に驚いたとは言っていたが、それもビビビッとは違う気がする。
ラコルテ出会った時は、稜のが驚いてそれどころではなかったし。
「あ!」
「なになに!?」
「えっと、大した事じゃないんですけど。私、付き合って1ヶ月近く、羚汰...くんのこと、19歳ぐらいだと思ってて」
これには3人とも笑い出す。
「付き合ってるの、何かの間違いじゃないかって、思ってました」
「そんな事思ってたの」
いつの間にか羚汰が近くにやって来ていて、稜に抱きつくように床に座った。
「ひゃ!羚汰、大丈夫?」
かなり酔っ払っているらしく、顔は赤いし、日本酒だろうかお酒の匂いもすごくする。
「おれはっ、稜と出会えたこと、誰よりも奇跡だと思ってんだけどぉ?」
稜の肩に手を回し、話す酒臭い息が顔にかかり、思わず顔を避ける。
「なんでよけんの!」
そのまま抱きしめられて、押し倒されそうになってしまう。
「ちょっと、あんたたち、リョウに日本酒飲ませたでしょ!!」
「リョウくん、日本酒飲んじゃダメじゃーん」
いつの間にかお風呂を済ませて参加し直した羚汰の母親が、自分たちの馴れ初め話も初めて。
その最中にバイトからイルマも帰ってきて、イルマの彼氏の話になったり。
すっかり女子会なようなノリだ。
当然、男性陣は面白くないらしく。
子どもたちを寝かしつけて戻ってきた修太朗を含めて、酒盛りを始めていた。
「で、リョウくんとはどーやって?」
そう身を乗り出す知世が目をキラキラさせている。
見渡すと、羚汰の母親も留学生のイルマでさえ目が輝いている。
羚汰は、稜の事を報告したものの、馴れ初めなどは一切伝えてないようだ。
ダイニングで盛り上がっている羚汰をチラリと見る。
どこまで話したらいいのだろうか。
「えっと。マンションのお部屋がお隣で...」
何度か顔を合わすうちに、仲良くなったー。
省略するといとも簡単だ。
4人のドラマのような馴れ初め話を聞いた後だから、余計に素っ気ない。
ノリノリで聞いていた3人も、微妙な表情だ。
「でも、こう、出会ったときにビビビッと来たでしょ?」
「...特に」
稜は初めて出会った日のことをあまり覚えていない。
羚汰は覚えているようだったが、号泣する稜に驚いたとは言っていたが、それもビビビッとは違う気がする。
ラコルテ出会った時は、稜のが驚いてそれどころではなかったし。
「あ!」
「なになに!?」
「えっと、大した事じゃないんですけど。私、付き合って1ヶ月近く、羚汰...くんのこと、19歳ぐらいだと思ってて」
これには3人とも笑い出す。
「付き合ってるの、何かの間違いじゃないかって、思ってました」
「そんな事思ってたの」
いつの間にか羚汰が近くにやって来ていて、稜に抱きつくように床に座った。
「ひゃ!羚汰、大丈夫?」
かなり酔っ払っているらしく、顔は赤いし、日本酒だろうかお酒の匂いもすごくする。
「おれはっ、稜と出会えたこと、誰よりも奇跡だと思ってんだけどぉ?」
稜の肩に手を回し、話す酒臭い息が顔にかかり、思わず顔を避ける。
「なんでよけんの!」
そのまま抱きしめられて、押し倒されそうになってしまう。
「ちょっと、あんたたち、リョウに日本酒飲ませたでしょ!!」
「リョウくん、日本酒飲んじゃダメじゃーん」

