この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
NEXT 【完結】
第2章 遭遇

「名字は?」と千夏。
「名字??そんなの知ってどうすんの?」
「親戚にK大学に通ってる子がいるから、どんな子か聞いてみる」
「うーん。サトウか、サイトウ??」
1階の集合郵便受けに貼られた英語表記の表示を思い出す。
しかし、そこまで気にしてなかったので、ウロオボエだ。
「変なこと言わなくていいからね!!」
「何も言わないよ〜。その絶倫クンがどんな子か気になるだけ」
にやにや笑ってウニのパスタを頬張る千夏を、軽く睨んでみる。
「しかし、そんな毎日睡眠の邪魔されちゃ、確かにしんどいね」
「でしょ。何かいい方法ないかな」
直接文句を言いに行くのは、言いにくいし。
手紙なんかも考えた。
だけど、701号室は最上階の角部屋で、
面してるのは隣の702号室の稜の部屋か、
下の601号室。
しかし、この夏に601号室は引越して行ってまだ現在空部屋のハズ。
つまり、被害を受けているのは稜1人。
そんな中、隣人に喘ぎ声がバッチリ聞こえてるとわかるのは如何なものだろうか。
今時の大学生のことだ、逆恨みされて、仕返しでもされたらたまらない。
「変なトコ真面目なんだよね、稜はさぁ。そんなの最中に壁をどんって叩いとけば〜?」
「嫌よそんなの!!それが嫌だから相談してるの!!」
「名字??そんなの知ってどうすんの?」
「親戚にK大学に通ってる子がいるから、どんな子か聞いてみる」
「うーん。サトウか、サイトウ??」
1階の集合郵便受けに貼られた英語表記の表示を思い出す。
しかし、そこまで気にしてなかったので、ウロオボエだ。
「変なこと言わなくていいからね!!」
「何も言わないよ〜。その絶倫クンがどんな子か気になるだけ」
にやにや笑ってウニのパスタを頬張る千夏を、軽く睨んでみる。
「しかし、そんな毎日睡眠の邪魔されちゃ、確かにしんどいね」
「でしょ。何かいい方法ないかな」
直接文句を言いに行くのは、言いにくいし。
手紙なんかも考えた。
だけど、701号室は最上階の角部屋で、
面してるのは隣の702号室の稜の部屋か、
下の601号室。
しかし、この夏に601号室は引越して行ってまだ現在空部屋のハズ。
つまり、被害を受けているのは稜1人。
そんな中、隣人に喘ぎ声がバッチリ聞こえてるとわかるのは如何なものだろうか。
今時の大学生のことだ、逆恨みされて、仕返しでもされたらたまらない。
「変なトコ真面目なんだよね、稜はさぁ。そんなの最中に壁をどんって叩いとけば〜?」
「嫌よそんなの!!それが嫌だから相談してるの!!」

