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第18章 露呈
稜は重い体で家路に着いていた。


羚汰に言われたとおり、なるべく渋い顔をして仕事をしていた。
それでも時折、思い出してしまう。
顔がニヤけないように、口元をハンカチで押さえて隠す。

その動作や終始赤い上気した顔が、親不知のせいだと皆に思われ心配された。

「大丈夫かな?高崎さん」

誰かが社長に報告してくれたらしく、昼過ぎに谷本社長に声を掛けられた。

「...はい」

「昨日はあまり眠れなかったのかな」

確かに、ほとんど寝てはない。
それは羚汰と激しくセックスしてたワケで、決して親不知ではない。

「え、ええ。...まぁ」

気まずさと顔に出してはいけないと思った表情が、益々歯が痛い顔に見えたらしい。

「そうですか。今日は、今やってる書類が終わったら帰っていいですよ」

「えっ。...いいんですか」

「歯は痛いよねぇ。お大事にね」

元々優しい社長だが、本当に天使に見える。

「ありがとうございます」

少し心苦しいが、甘えさせてもらおう。

稜はなんとか書類を3時すぎに終わらせた。


羚汰はどうしてるんだろう。ちゃんと授業受けてるかな?

そう思いながら、羚汰を思い出して体を熱くする。


ヤバイ。

稜は、歩きながらもソコがしっとり濡れてきているのを感じる。

今日一日、ソコが乾くことはなかった。


私、やっぱり変態かも。
ううん。きっと、寝不足で変になってるのよ。
早く寝てしまおう。


稜は、1箇所用事を済ませて、あとは一目散に家に帰り、風呂にゆっくり浸かってから布団に入った。

シーツやカバーは昨日のものと勿論取り替えた。

それでもそこへ羚汰の匂いを感じて、また体が熱くなる。

ふとスマホを見ると、羚汰からのLINEで溢れていた。

そんな気がして、今日一日着信音もバイブレーション機能もしないサイレントに設定していた。

眠りたかったので、かなり膨大な未読数を全部読む気になれず、とりあえず家に帰って寝てることだけ返信する。


スマホを握って、そのまま眠りについた。
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