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NEXT 【完結】
第33章 wrong gossip

羚汰が照れてしゃがみこみ、腕を自分の顔に回して押えるようにして隠している。
「なんかめっちゃ恥ずかしい」
「そうなの?花束が??」
しゃがんだまま、顔をあげて稜を下から覗き込む。
「女の人に花買ったの初めて。てゆーか、花屋とか入ったのすら初かも。めっちゃ緊張した」
「うふふ。凄く嬉しい。ありがとう」
「うん。...よかった」
両手で花束を持つ稜の手の上から、羚汰が包み込むように手を重ねる。
「この2週間、俺ちゃんと稜の彼氏出来てる?」
「えっ?」
言われた意味がわからず、目をぱちくりする。
「言ったじゃん?カレカノは初だって。だから...ちょっと不安になって」
羚汰が苦笑してそう言う。
いつの間にか、土で汚れるのも厭わず跪いている。
「ちょっと、っていうか、ジツはだいぶ不安。稜が嫌になってたりしないかなー、とか。俺の事飽きてきたりしてないかなー、とか?」
「...そんな!」
「自分でもびっくりなんだ。俺ってこんなに臆病だったんだなって」
いつも自信に満ち溢れているように見えて、そんな風に思っていたとは全く気付かなかった。
「何か不満とかない?直して欲しいこととかさ。稜に相応しい彼氏になれるように、...全部は無理かもだけど、直すよう努力する」
急にそんな風に言いだした羚汰に戸惑い固まる稜の頬を、右手を伸ばしてそっと撫でる。
「年下で頼りないかもしれないけど、頼って欲しいし。俺、ホント稜の為なら何だって頑張るから」
優しい微笑みと共にそう言われて、胸の中に急激に熱いものが込み上げる。
「...羚汰っ!」
跪く羚汰に勢いよく抱き着く。
「ちょっ、危なっ!」
ブランコから飛びつくようにして抱き着かれ、羚汰はしりもちをつく。
コケながらも稜を抱きしめて、なんとか倒れ込まずにはすんだ。
「...またタックルされた」
くっくっくと笑いながら、稜の頭を撫でる。
「ううっ。羚汰っ...」
「何?泣いてるの?泣かなくてもいいじゃん?」
体を持って顔を覗きこみ、少し笑いながら溢れている涙を指先で拭う。
「それに、この体勢寒いからさ。ちょっと立ちたい」
羚汰はお尻が完全に土についてしまっている。
稜も羚汰に体を預けているとはいえ、長いコートを敷いて膝立ち状態だ。
乾いているとはいえ、真冬の土は冷えまくる。
「なんかめっちゃ恥ずかしい」
「そうなの?花束が??」
しゃがんだまま、顔をあげて稜を下から覗き込む。
「女の人に花買ったの初めて。てゆーか、花屋とか入ったのすら初かも。めっちゃ緊張した」
「うふふ。凄く嬉しい。ありがとう」
「うん。...よかった」
両手で花束を持つ稜の手の上から、羚汰が包み込むように手を重ねる。
「この2週間、俺ちゃんと稜の彼氏出来てる?」
「えっ?」
言われた意味がわからず、目をぱちくりする。
「言ったじゃん?カレカノは初だって。だから...ちょっと不安になって」
羚汰が苦笑してそう言う。
いつの間にか、土で汚れるのも厭わず跪いている。
「ちょっと、っていうか、ジツはだいぶ不安。稜が嫌になってたりしないかなー、とか。俺の事飽きてきたりしてないかなー、とか?」
「...そんな!」
「自分でもびっくりなんだ。俺ってこんなに臆病だったんだなって」
いつも自信に満ち溢れているように見えて、そんな風に思っていたとは全く気付かなかった。
「何か不満とかない?直して欲しいこととかさ。稜に相応しい彼氏になれるように、...全部は無理かもだけど、直すよう努力する」
急にそんな風に言いだした羚汰に戸惑い固まる稜の頬を、右手を伸ばしてそっと撫でる。
「年下で頼りないかもしれないけど、頼って欲しいし。俺、ホント稜の為なら何だって頑張るから」
優しい微笑みと共にそう言われて、胸の中に急激に熱いものが込み上げる。
「...羚汰っ!」
跪く羚汰に勢いよく抱き着く。
「ちょっ、危なっ!」
ブランコから飛びつくようにして抱き着かれ、羚汰はしりもちをつく。
コケながらも稜を抱きしめて、なんとか倒れ込まずにはすんだ。
「...またタックルされた」
くっくっくと笑いながら、稜の頭を撫でる。
「ううっ。羚汰っ...」
「何?泣いてるの?泣かなくてもいいじゃん?」
体を持って顔を覗きこみ、少し笑いながら溢れている涙を指先で拭う。
「それに、この体勢寒いからさ。ちょっと立ちたい」
羚汰はお尻が完全に土についてしまっている。
稜も羚汰に体を預けているとはいえ、長いコートを敷いて膝立ち状態だ。
乾いているとはいえ、真冬の土は冷えまくる。

