この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
NEXT 【完結】
第37章 クリスマスの奇跡

「羚汰...」
「大丈夫っ。とりあえず、部屋入ろ」
いくら熱く抱き合っていても、玄関はしんしんと寒い。
手をつないで、暖房がきいている寝室へ移動する。
「あー、暖かい」
部屋着に着替えて羚汰がいつものように稜を抱えて横になる。
「もー、昨日今日、ちょーーーー忙しかった!!」
「クリスマス前のお休みだもんね」
「うん。マジつかれた~」
「お疲れさま」
「うん。こうしてるとめっちゃ癒される~」
「そうなの?」
「俺はバイトだから、今日は無理矢理終電で帰らしてもらったけど、みんなまだまだ仕事してんだよねー」
「羚汰、バイト入れ過ぎじゃない?体、大丈夫?」
「うん。ちょっとシフト入れすぎた...。でも、稜のセイなんだけど?」
羚汰が拗ねたように、足を稜の足に絡ませる。
「へっ?私??」
「ん。シフト希望入れる11月中ごろさ、稜が俺の事避けてたじゃん?」
そう言われてみれば、あの頃は羚汰の事好きになっても報われないと、避けるように習い事を沢山入れて過ごしていた。
もう随分昔のことに思える。
「引越しまでする予定だったでしょ?」
不動産屋めぐりして資料を集めて吟味していた時に、羚汰に遭遇したっけ。
でもそれとどういう関係が...。
「あれ、相当ショックで。だから、先輩にもやめとけって言われたんだけどさ、ついバイト入れるだけ入れまくったの」
「...羚汰」
「今は後悔してるんだよね〜。稜と過ごす日が少ないしー。だから、来月は少し減らした〜。土日も、連休は無理っぽそうだけど、お休みは貰えそう」
「ほんと?嬉しい」
「1月2月は試験もあるけどね〜。レポートが多いけど」
そうだった、羚汰は大学生。試験もある。
医学部のことは良く分からないが、科目も多そうだ。
確か、医学部は、1年生は一般教養で、2年目から学部や科、分野によって授業が別れてゆく。と聞いたことがある。
「こないだ先輩の卒論を見させてもらったりとかしてさ〜。俺もそろそろテーマとか色々決めなきゃなんだよね」
テーマとか色々を決める?
何の医者になるか???
それとも、テーマということは、研究系なのだろうか??
医学部のことは、サッパリわからない。
「...そう。よくわからないけど、頑張ってね」
「うん...」
羚汰があくびをしている。
「大丈夫っ。とりあえず、部屋入ろ」
いくら熱く抱き合っていても、玄関はしんしんと寒い。
手をつないで、暖房がきいている寝室へ移動する。
「あー、暖かい」
部屋着に着替えて羚汰がいつものように稜を抱えて横になる。
「もー、昨日今日、ちょーーーー忙しかった!!」
「クリスマス前のお休みだもんね」
「うん。マジつかれた~」
「お疲れさま」
「うん。こうしてるとめっちゃ癒される~」
「そうなの?」
「俺はバイトだから、今日は無理矢理終電で帰らしてもらったけど、みんなまだまだ仕事してんだよねー」
「羚汰、バイト入れ過ぎじゃない?体、大丈夫?」
「うん。ちょっとシフト入れすぎた...。でも、稜のセイなんだけど?」
羚汰が拗ねたように、足を稜の足に絡ませる。
「へっ?私??」
「ん。シフト希望入れる11月中ごろさ、稜が俺の事避けてたじゃん?」
そう言われてみれば、あの頃は羚汰の事好きになっても報われないと、避けるように習い事を沢山入れて過ごしていた。
もう随分昔のことに思える。
「引越しまでする予定だったでしょ?」
不動産屋めぐりして資料を集めて吟味していた時に、羚汰に遭遇したっけ。
でもそれとどういう関係が...。
「あれ、相当ショックで。だから、先輩にもやめとけって言われたんだけどさ、ついバイト入れるだけ入れまくったの」
「...羚汰」
「今は後悔してるんだよね〜。稜と過ごす日が少ないしー。だから、来月は少し減らした〜。土日も、連休は無理っぽそうだけど、お休みは貰えそう」
「ほんと?嬉しい」
「1月2月は試験もあるけどね〜。レポートが多いけど」
そうだった、羚汰は大学生。試験もある。
医学部のことは良く分からないが、科目も多そうだ。
確か、医学部は、1年生は一般教養で、2年目から学部や科、分野によって授業が別れてゆく。と聞いたことがある。
「こないだ先輩の卒論を見させてもらったりとかしてさ〜。俺もそろそろテーマとか色々決めなきゃなんだよね」
テーマとか色々を決める?
何の医者になるか???
それとも、テーマということは、研究系なのだろうか??
医学部のことは、サッパリわからない。
「...そう。よくわからないけど、頑張ってね」
「うん...」
羚汰があくびをしている。

