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NEXT 【完結】
第44章 Situation

「ジ○ーラモみたいに誰かれ構わず言ってないよ。稜にだけ」
熱い眼差しが注がれる。
こそばゆかったが、なんとかその眼差しを受け止める。
自分の顔が真っ赤になって湯気でも出てるんじゃないかと感じる。
こういうのが正しくイタリア人っぽいのだと思うのだけど...。
「“可愛い”も“好き”も、俺は本当に好きな人、特別な人にしか言わないよ」
そう言いながら、うぶ毛を撫でるかのように、顔にそっと触る。
抱きしめている反対の手も、稜の背中を同じようにそっと撫で下ろす。
そのセリフと柔らかで滑らかな動きで、顔だけでなく全身が火照ってくる。
「ん...」
ただ頷くだけのつもりが、思わず吐息混じりの甘い声が出てしまう。
思わず俯いて手で押さえる。
羚汰が顔を撫でていた手で、そっとその手を退かし、顎をそっと持ち上げ目線が合わされる。
「わかった?」
優しくそう確認され、それからにやりと微笑んだ。
その笑顔がまた綺麗で見とれてしまう。
「うん...」
かろうじて返事をすると、嬉しそうに唇が降ってくる。
「俺がこんな風になるのも、稜だけ」
顔に降っていたキスが次第に首筋、鎖骨、胸と降りてくる。
「何度も、何度だってシタくなるのも、稜だけだよ?」
横になって向き合っていたのに、いつの間にか羚汰が上になっている。
肌を優しく這う動きと共に、舌を出して胸の先をぺロリと舐められる。
稜の体がピクっとなる。
目が合ったまま、もう一度舌がゆっくり先に触れる。
それだけで、稜の体が少し反って、羚汰に胸を突き出すようなカタチになる。
触れていた舌が口に含まれ、弄ばれる。
「...はぁっ」
下ろしていた腕に、滑らかに羚汰の手が這い、頭上に持ち上げられる。
ますます体が反り返り、胸が突き出される。
その胸を、ゆっくりとあらゆる角度から舐め回す。
「んっ...」
「可愛い...」
そう言うと、勢いを増した動きでもう一方の胸に移動して、その先を口に入れ音を立てて吸いつく。
「...んはあっ」
優しく動いていた手が胸を揉み、先を弄る。
また目が合って、羚汰の顔が近づき、今度は舌を交わすキスがはじまる。
ねっとりと舌が動き、稜も腕を羚汰の首に巻き付かせ、その舌を貪る。
「んっ...はぁっ...」
熱い眼差しが注がれる。
こそばゆかったが、なんとかその眼差しを受け止める。
自分の顔が真っ赤になって湯気でも出てるんじゃないかと感じる。
こういうのが正しくイタリア人っぽいのだと思うのだけど...。
「“可愛い”も“好き”も、俺は本当に好きな人、特別な人にしか言わないよ」
そう言いながら、うぶ毛を撫でるかのように、顔にそっと触る。
抱きしめている反対の手も、稜の背中を同じようにそっと撫で下ろす。
そのセリフと柔らかで滑らかな動きで、顔だけでなく全身が火照ってくる。
「ん...」
ただ頷くだけのつもりが、思わず吐息混じりの甘い声が出てしまう。
思わず俯いて手で押さえる。
羚汰が顔を撫でていた手で、そっとその手を退かし、顎をそっと持ち上げ目線が合わされる。
「わかった?」
優しくそう確認され、それからにやりと微笑んだ。
その笑顔がまた綺麗で見とれてしまう。
「うん...」
かろうじて返事をすると、嬉しそうに唇が降ってくる。
「俺がこんな風になるのも、稜だけ」
顔に降っていたキスが次第に首筋、鎖骨、胸と降りてくる。
「何度も、何度だってシタくなるのも、稜だけだよ?」
横になって向き合っていたのに、いつの間にか羚汰が上になっている。
肌を優しく這う動きと共に、舌を出して胸の先をぺロリと舐められる。
稜の体がピクっとなる。
目が合ったまま、もう一度舌がゆっくり先に触れる。
それだけで、稜の体が少し反って、羚汰に胸を突き出すようなカタチになる。
触れていた舌が口に含まれ、弄ばれる。
「...はぁっ」
下ろしていた腕に、滑らかに羚汰の手が這い、頭上に持ち上げられる。
ますます体が反り返り、胸が突き出される。
その胸を、ゆっくりとあらゆる角度から舐め回す。
「んっ...」
「可愛い...」
そう言うと、勢いを増した動きでもう一方の胸に移動して、その先を口に入れ音を立てて吸いつく。
「...んはあっ」
優しく動いていた手が胸を揉み、先を弄る。
また目が合って、羚汰の顔が近づき、今度は舌を交わすキスがはじまる。
ねっとりと舌が動き、稜も腕を羚汰の首に巻き付かせ、その舌を貪る。
「んっ...はぁっ...」

