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NEXT 【完結】
第55章 スーツケースの秘密

澄んだ瞳に見つめ返され、堪らず逸らしてしまう。
ヤバイと思った時には、既に時遅し。
慌てて、理由を作る。
「あ、そうそう。苺が残ってたの、もうジャムにでもしないとさ...」
羚汰が後ろに回って腰に腕を回して抱きついてくる。
いつもの動作だが、触れられるとビクリと反応してしまう。
「何か俺に言えないよーな物なんだ。何だろ。SMグッズとか??」
「違う!そんなんじゃ...んっ」
耳元で囁かれ、耳の縁を下でそっと舐められる。
片手が、セーターの下に潜り込み、もう片方の手がスキニーパンツの太ももを撫でている。
その両方の手の上に手を重ね遮ろうとするも、びくともしない。
「じゃ、教えて」
もう言い逃れは出来そうにない。
でも、どう言えばいいのだろう。
「...っ」
言いよどんでいると、羚汰の手がそれぞれ進んで、片手はブラの中、もう片方は衣服の上ではあるが稜の中心へと向かう。
「ひやっ...言うっ!言うからっ!」
「ちぇー」
なんだか不服そうに羚汰の手が退く。
稜は反転して羚汰が台所のシンクに置く手の間で逃げられないようにされてしまう。
その腕の中で、羚汰に向くカタチだ。
「ん?何なの?」
「その...ロッジで、あんなに色々、ね。あると、思わなくて。...その、色々用意をしてて」
羚汰の顔が見れず、顔を横に向けて、目さえつむってしまう。
羚汰は追いかけるように、体を動かしてどうやら至近距離で見つめているようだ。
吐息がかかるのがわかる。
「羚汰っ、近いっ」
「だって、ぜーんぜん聞こえないんだもん」
「...っ」
「で、何が入ってるって?」
うっ。こんなに間近で見つめられると、そんなに大層な物でもないのに恥ずかしすぎる。
薄目を開けて羚汰を確認するも、この状況を楽しんでいるような羚汰が目に入る。
なんだか、悔しい気持ちがこみ上げてきた。
そうよ!
せっかく大荷物だったのに、持って行って使わずに帰ってしまったのは、羚汰のせいでもある!
意を決して、羚汰の顔を見る。
羚汰が、おっ、という顔をした。
「秘密!...バレンタインまでの秘密!」
やっと答えが出てくると思っていたのに、意外な言葉を投げられて、羚汰が目を開いて固まっている。
「えー?ここまで引っ張っといて、バレンタインまでまた引っ張る〜?」
ヤバイと思った時には、既に時遅し。
慌てて、理由を作る。
「あ、そうそう。苺が残ってたの、もうジャムにでもしないとさ...」
羚汰が後ろに回って腰に腕を回して抱きついてくる。
いつもの動作だが、触れられるとビクリと反応してしまう。
「何か俺に言えないよーな物なんだ。何だろ。SMグッズとか??」
「違う!そんなんじゃ...んっ」
耳元で囁かれ、耳の縁を下でそっと舐められる。
片手が、セーターの下に潜り込み、もう片方の手がスキニーパンツの太ももを撫でている。
その両方の手の上に手を重ね遮ろうとするも、びくともしない。
「じゃ、教えて」
もう言い逃れは出来そうにない。
でも、どう言えばいいのだろう。
「...っ」
言いよどんでいると、羚汰の手がそれぞれ進んで、片手はブラの中、もう片方は衣服の上ではあるが稜の中心へと向かう。
「ひやっ...言うっ!言うからっ!」
「ちぇー」
なんだか不服そうに羚汰の手が退く。
稜は反転して羚汰が台所のシンクに置く手の間で逃げられないようにされてしまう。
その腕の中で、羚汰に向くカタチだ。
「ん?何なの?」
「その...ロッジで、あんなに色々、ね。あると、思わなくて。...その、色々用意をしてて」
羚汰の顔が見れず、顔を横に向けて、目さえつむってしまう。
羚汰は追いかけるように、体を動かしてどうやら至近距離で見つめているようだ。
吐息がかかるのがわかる。
「羚汰っ、近いっ」
「だって、ぜーんぜん聞こえないんだもん」
「...っ」
「で、何が入ってるって?」
うっ。こんなに間近で見つめられると、そんなに大層な物でもないのに恥ずかしすぎる。
薄目を開けて羚汰を確認するも、この状況を楽しんでいるような羚汰が目に入る。
なんだか、悔しい気持ちがこみ上げてきた。
そうよ!
せっかく大荷物だったのに、持って行って使わずに帰ってしまったのは、羚汰のせいでもある!
意を決して、羚汰の顔を見る。
羚汰が、おっ、という顔をした。
「秘密!...バレンタインまでの秘密!」
やっと答えが出てくると思っていたのに、意外な言葉を投げられて、羚汰が目を開いて固まっている。
「えー?ここまで引っ張っといて、バレンタインまでまた引っ張る〜?」

