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NEXT 【完結】
第55章 スーツケースの秘密

「くしゅくしゅっとしてるけど、伸ばしたら私の肩ぐらいは余裕であったんだよ」
「マジで?見てみたい」
羚汰の反応に、少し戸惑う。
実は、持ってきているのだ。
というか、羚汰もルーズソックス世代かと思って、懐かしいかなと、スーツケースに入れて旅行に持って行っていた。
でも、ルーズソックスに馴染みがないなら、意味は無い。
時代錯誤が恥ずかしくなってくる。
「っ、残念ながら持って来てないよ。だって、ルーズソックスだけあってもね〜」
なんとか、なんとか誤魔化せた、と思う。
「ふーん」
少し探るような羚汰の声がしてドキドキするが、それ以上には聞いてこなかった。
「えー、じゃあ、女子高生じゃなかったら何がいいわけ?後何があるかなぁ。メイドか、CAとか?他に何があるかなぁ」
「...コスプレから離れようよ」
クリスマスの時のサンタの格好が好評で、バレンタインもーと期待されたので、考えたのが今回のそもそも始まりなのだ。
少し派手な設定になったが、それは旅行の時に使えなくて、ハードルが上がって、千夏や有希子にセリフなど色々付け加えられたりとかしてー、の結果だ。
ここまでの事になるとは思ってなかった。
「えー。そんな事言って。稜も好きでしょ?」
楽しそうに羚汰が笑って、つないだ手にキスを落とす。
「そんな、好きって程じゃ...」
「うっそ!俺の学ラン姿見て、ちょー盛り上がってたじゃん」
「...それは」
確かにそうだ。羚汰の学ラン姿にキュンキュン来て、その学ランのまま稜に襲いかかってきた時は、萌死ぬかと思った。
思い出しただけでも、体が熱くなる。
「好きなんじゃん、コスプレ」
羚汰がいつもと違う格好なのが、すごくドキドキした。
それとコスプレ好きとは違う気がするのだが、上手く説明出来そうにない。
考え込んでいると、羚汰が何かを思いついたのか、体を少し離してごそごそしている。
そちらを見てみると、さっきまで稜が着ていた白衣を着ている。
「!!」
「高崎さん、診察の時間ですよ」
裸に白衣とありえない格好だが、キリリとした表情に白衣が似合っていて、ドキッとしてしまう。
羚汰の指が稜の体をするすると撫で回し、太ももを引き寄せる。
「...あっ」
「じっくり調べますから、足を開いてー」
羚汰先生による、エロい診断が始まったー。
「マジで?見てみたい」
羚汰の反応に、少し戸惑う。
実は、持ってきているのだ。
というか、羚汰もルーズソックス世代かと思って、懐かしいかなと、スーツケースに入れて旅行に持って行っていた。
でも、ルーズソックスに馴染みがないなら、意味は無い。
時代錯誤が恥ずかしくなってくる。
「っ、残念ながら持って来てないよ。だって、ルーズソックスだけあってもね〜」
なんとか、なんとか誤魔化せた、と思う。
「ふーん」
少し探るような羚汰の声がしてドキドキするが、それ以上には聞いてこなかった。
「えー、じゃあ、女子高生じゃなかったら何がいいわけ?後何があるかなぁ。メイドか、CAとか?他に何があるかなぁ」
「...コスプレから離れようよ」
クリスマスの時のサンタの格好が好評で、バレンタインもーと期待されたので、考えたのが今回のそもそも始まりなのだ。
少し派手な設定になったが、それは旅行の時に使えなくて、ハードルが上がって、千夏や有希子にセリフなど色々付け加えられたりとかしてー、の結果だ。
ここまでの事になるとは思ってなかった。
「えー。そんな事言って。稜も好きでしょ?」
楽しそうに羚汰が笑って、つないだ手にキスを落とす。
「そんな、好きって程じゃ...」
「うっそ!俺の学ラン姿見て、ちょー盛り上がってたじゃん」
「...それは」
確かにそうだ。羚汰の学ラン姿にキュンキュン来て、その学ランのまま稜に襲いかかってきた時は、萌死ぬかと思った。
思い出しただけでも、体が熱くなる。
「好きなんじゃん、コスプレ」
羚汰がいつもと違う格好なのが、すごくドキドキした。
それとコスプレ好きとは違う気がするのだが、上手く説明出来そうにない。
考え込んでいると、羚汰が何かを思いついたのか、体を少し離してごそごそしている。
そちらを見てみると、さっきまで稜が着ていた白衣を着ている。
「!!」
「高崎さん、診察の時間ですよ」
裸に白衣とありえない格好だが、キリリとした表情に白衣が似合っていて、ドキッとしてしまう。
羚汰の指が稜の体をするすると撫で回し、太ももを引き寄せる。
「...あっ」
「じっくり調べますから、足を開いてー」
羚汰先生による、エロい診断が始まったー。

