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第63章 お泊り会2

口喧嘩しているようで、2人ともゲラゲラ笑っている。
「そんな小さい塊、一口じゃない。じゃあ、千夏、3等分にしといてよー」
そう言われて、千夏が台所から小さなナイフを持ってきて、ブツブツ言いながら他のいくつかをカットしてゆく。
ソファ近くに座り直す稜に、有希子がこっそり聞いてきた。
「羚汰くん、どうだった?」
「ん。...たぶん大丈夫」
「そう。よかった」
「はい!切れた!!」
ちまちまっと益々小さくなったチーズが、広がっている。
何が何の味なのか。ごちゃごちゃだ。
3等分出来なかったのだろう。
4等分だったり、等分できてなかったりと、様々だ。
辛うじて、色が白っぽくて青みが見えるのがブルーチーズ?で、こっちのオレンジがかったのがチェダーチーズ?このチーズは...?
「なんか、すごいことなってる...」
差し出されたものの、何を取ればいいやら。
「だって有希子が3等分にしろってゆーからでしょ!難しかったんだもん」
「だから、もともと一口用なんだってー」
「まあまあ。...ん!このチーズ美味しい!ほら、2人も」
どれどれと、二人の手も伸びてくる。
最早何のチーズかわからなかったが、ほんのりハーブっぽい香りがするチーズは美味しくて、小さい一口で物足りなささえ感じる。
「ほんと!」
「なんだろ。ローズマリーかなー?」
3人で笑いあって、あっという間にチーズを食べ尽くす。
じゃあ次はーと、千夏が次のおつまみを出してくる。
稜と有希子は、もういいよー、と言いながらもついつい手が伸びてしまう。
ワインもすすんで、いつもの如くしゃべりまくって、夜は更に更けてゆくー。
「そんな小さい塊、一口じゃない。じゃあ、千夏、3等分にしといてよー」
そう言われて、千夏が台所から小さなナイフを持ってきて、ブツブツ言いながら他のいくつかをカットしてゆく。
ソファ近くに座り直す稜に、有希子がこっそり聞いてきた。
「羚汰くん、どうだった?」
「ん。...たぶん大丈夫」
「そう。よかった」
「はい!切れた!!」
ちまちまっと益々小さくなったチーズが、広がっている。
何が何の味なのか。ごちゃごちゃだ。
3等分出来なかったのだろう。
4等分だったり、等分できてなかったりと、様々だ。
辛うじて、色が白っぽくて青みが見えるのがブルーチーズ?で、こっちのオレンジがかったのがチェダーチーズ?このチーズは...?
「なんか、すごいことなってる...」
差し出されたものの、何を取ればいいやら。
「だって有希子が3等分にしろってゆーからでしょ!難しかったんだもん」
「だから、もともと一口用なんだってー」
「まあまあ。...ん!このチーズ美味しい!ほら、2人も」
どれどれと、二人の手も伸びてくる。
最早何のチーズかわからなかったが、ほんのりハーブっぽい香りがするチーズは美味しくて、小さい一口で物足りなささえ感じる。
「ほんと!」
「なんだろ。ローズマリーかなー?」
3人で笑いあって、あっという間にチーズを食べ尽くす。
じゃあ次はーと、千夏が次のおつまみを出してくる。
稜と有希子は、もういいよー、と言いながらもついつい手が伸びてしまう。
ワインもすすんで、いつもの如くしゃべりまくって、夜は更に更けてゆくー。

