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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第3章 駅で
生徒会の仕事が終わって帰宅中、駅のホームで奈緒姫を見つけた。

電車を待ちながら文庫本を読んでいる。
ふーん、本が好きなんだ。
何読んでるんだろう。

入学式で再会した時は、かつて隣に住んでた女の子、という以外、特に何も思わなかった。

昔はよく一緒に遊んでいたような気もするが、正直なところあんまり覚えていないのだ。

どちらかというと、彼女の四人の兄の方が強烈だった。
奈緒姫と遊んでいると、よく「うちの妹に手を出すな!」と怒られたっけ。
一番上の綾希さんは優しかったけど。
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