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第22章 台風

和樹『何言ってんだおまえら！　駄目に決まってるだろ！』
佐和紀『そういうことはカズ兄が自力で家に帰ってきてから言えば？』
太基『もしかして車出そうとした俺ってKY？』
綾希『まぁまぁ、みんな落ち着いて』

勝手に話が進んでいる。
私はあわあわするしかない。

「さっきからお兄さんたち何て？」

私は迷ったあげく、スマホの画面をそのまま見せることにした。
だって、口で説明するのは恥ずかしい。

「うわ……」

周くんもすぐ赤くなる。