この作品は18歳未満閲覧禁止です
ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第5章 お買い物
俺は散々迷った挙げ句、一行だけの素っ気ないメールを奈緒姫に送った。
ところが返事がない。
どーゆーことだ。
俺、なんか嫌われるようなことしたか?
奈緒姫からメールが来たのは翌日だった。
一晩悶々とさせられた俺はガッツポーズした。
テンションが上がってつい調子にのった。
『今日、一緒に帰らない?』
我ながら誰かと下校したいと思うのは珍しい。
今日は生徒会もないし、塾もない。
いつもなら一人でさっさと帰ってしまうところだけど。