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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第8章 キス
「だ、大丈夫、です」

周くんが差し出した手は無視してしまった。
だってどうしていいのかわからなかったから。

ギクシャクと席に着く。
もう勉強なんて手につかない。
隣にいる周くんの顔が見られない。

「私、帰ります……」

荷物をまとめ始めると、周くんは少し残念そうな声で言った。

「そう……じゃあ、家まで送るよ」
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