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少年悪魔
第14章 悪魔の目覚め
「とは言っても、私はこちらの世界の者ではないわ。悪魔の世界、魔界から来ているの。貴方や、こっちのレイ君みたいに、たまに人間界で悪魔が生まれたりするから、その子達に自分が何者なのかを教えてあげるのが、私の役目よ」
言ってること解るかしら、とエリーに問われ、遥斗は頷いた。
自分が悪魔だと言われても動揺しなかった。
それは、自分が何者かがようやく判ったからだろう。
遥斗は自分が悪魔だと知って、寧ろ納得していた。
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