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少年悪魔
第17章 少年の迷いと、少女の決意
翌日、まだ外が暗い中、遥斗はベッドから身を起こし、洗面所へ向かった。
鏡を見ると、目の下にうっすらと隈が出来ている。
礼也に人間になるための条件を教えられ、動揺したせいで、昨日はほとんど眠れなかった。
繭と遥斗が出会ってから今現在に至るまでの二人の間で起こった出来事や感情の記憶が消える。
記憶が消えるのは、繭を含めた遥斗に関わった人間全員で、遥斗自身は覚えたままだと教えられた。
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