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少年悪魔
第8章 デート
「…なんか今日、すごく長くない…?」
恥ずかしさから、繭が上気する自分の頬を両手で包む。
「だって明日から夏休みだから、会えないじゃん」
遥斗はにっこりと笑ったがその目は悪戯を仕掛けて試している最中の子供のようだった。
「夏休み明けまで効果切れで襲われないように長くしただけなんだけど?」
「…別に、会ってもいいんじゃない?」
むくれる繭に、遥斗はニッと口角を上げた。
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