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少年悪魔
第8章 デート
「ふーん。…じゃあデートしよっか」
「え?」
見れば遥斗はにやにやと意地悪そうに笑っていた。
「デート。夏休み中に会ってもいいって言ったよね?」
「言ったけど、なんでデートになるのよっ。遊びに行くなら他の友達も誘えばいいと思うんだけどっ」
「…どうせキスする時には二人っきりだよ。繭はこっそり抜け出して、皆から怪しまれた方がいい?」
繭がぐっと言葉に詰まった。
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