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私と絵のぐと
第5章 体の変化
眼鏡じゃない方が綺麗だぞ。


そんな昨日の一言を思い出す。

鏡に映る自分の姿。瑠晴に言われた通り眼鏡を外す。

今更新しい自分へ変換も出来る気がしない。

「はぁ…。」

けど、これで変われるなら。

数日後、私はコンタクトレンズをし視野が一気に広くなった気がした。
年甲斐もなく、こんな新しい自分にワクワクした。
背筋も自然にシャンと伸び、自分でも変化に驚く。

会社の人も、前より優しく親しみをもって接してくれる気がする。


「コンタクトにしたんだ。」

後ろから話しかけられた声にドキリとする。

「あ…。はい…。」

最悪。今一番会いたくない人だった。

「へー。眼鏡一つ外しただけで、人って変わるんだな。」

嫌味のように言い放ち、去って行った。

見返して、もう一度付き合いたいって思わせてやる。

そう決心した。


ーブーッブーッ!ー

ディスプレイには、瑠晴の文字。


「もしもし!」

『出るの早いな。もしかして、待ってたとか?クス…。』

「ち、違います!」

『今週末って予定あんの?絵、完成させたいんだけど。』

「今週末って…三連休ですよね…?」

『あー。そーだったか?あれから、描いてたんだけど俺の頭にある優璃と違って、上手くいかねーんだ。』

「そうなんですか…。それじゃあ、伺います。」

『んじゃあ、金曜の仕事終わりで俺の家にこい。
 泊まるつもりでな。…んじゃ。』

「え…!!!」

ープツッ!ツーツー…ー

なんて、強引な人なんだろう。
私は行くけど泊まれるなんて一言も言っていない。
しかも、彼氏でない男の人の家に泊まったことなんてない。

「……どーしよ…。」

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