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私と絵のぐと
第6章 新しい自分 
翌日。

ーピンポーンー

来た。

優璃を見た瞬間驚いた。

コンタクトにしてる。

こんなに華やかな雰囲気に変わるんだな。

絵を描いている間、優璃に送る視線に彼女は、気づいているだろうか。

また、彼女に触れてしまった。
俺の腕の中で喘ぐ彼女は、壊れてしまいそうなくらいだった。

「優璃。明日は、何したい?」

いきなりの質問に驚いている様子だ。

「え…あ…。瑠晴の月の絵…描いた場所行きたい…。
 迷惑なら…希望にそえない答えだったら…大丈夫。」

彼女以上に驚いた。

俺の周りに近づいてくる女は、仕事のことなど興味はなく、天才若手画家という肩書きだけ欲しい。

「ん…行こうか。夕方家出るぞ?」

「やった…!ありがとう!」

やっと笑った。

「ふふ…初めてだな?」

「え…?」

「俺の前で笑った。」

「あ…/////」

その顔反則。
すげー可愛い。
俺の理性保てる自信はない。

ーグイっ!ー

「今みたいに自由に発言しろよ?」

優璃の耳元で囁く。彼女の耳は真っ赤だ。
いちいち可愛い反応だ。

「瑠晴のおかげでね…私少しづつ変われてるの。
 ありがとう。」

「んじゃあ…俺にお礼は?」

目を見つめて、意地悪な質問をする。

「…わかんないな…。何したらいい?」

「優璃から…俺にキスして。」
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