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私と絵のぐと
第6章 新しい自分 
体に触れるたび、彼女は息を止める。

「…っつ…は…!こんな…。」

息を詰まらせている声は、すごく色っぽい。

「こんな…?なんだよ?」

「私…好きな人じゃないと…出来ないのに…っ。」

「それで?」

俺は内心ドキドキしていた。
彼女に拒否されるんじゃないか…。

「なのに…ドキドキして…っ…おかしくなりそう…。」

おかしくなれよ。
俺の前でどんどんイイ女になっていけばいいだろ。

「……怖いか?」

「うん……怖い…。」

「んじゃ、止めような。」

彼女を好きとは思ってない。
けど、なぜか心が疼いて…表現出来ない。

ーちゅー

彼女の髪にキスする。

ーザバッ!ー

「きゃっ!/////」

浴槽から立ち上がる。

「コンタクトしてねーんだから大丈夫。見えねーよ。」

「そういう問題じゃ…っ!////」

あー。可愛い。そんな反応新鮮すぎる。

「すぐ、出るから少し待ってて。」

「見てないから、平気…。」
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