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私と絵のぐと
第8章 気持ちを押し殺して
「俺はもっと優瑠の大切さに気づいたよ。」

「そんなことないでしょ…。私たちは、もう終わったでしょ?」

遥斗に対して何も思わない私の気持ちはきっと…あの人のせいだ…。

「そっか。よくわかった。今日は、ありがとうな。
 付き合ってくれて。」

「ううん。また、職場の上司と部下でお願いします。」

「よろしく。」

遥斗と飲み明かし、色んな話をした。
付き合う前のことも付き合ってからも。
私が会社で男性社員から注目され始めたことも。

「これから、どうする?」

「帰りましょー!もう遅いし!」

「雨だ…。傘ないよね?」

「持ってないです…。」

「んじゃあ、優瑠の家に寄って傘借りていっていい?」

「あ。はいー。どうぞ!」

二人走って私のマンションを目指す。

「すっごい雨…めちゃくちゃ濡れた…。」

「寒いっ…。このままだと風邪引きますね…。」

「酔いもさめるな…。うー。寒っ…。」

「部屋上がります…??」

私は、とんでもないことを口にしていた。

遥斗は驚いた顔をしたが

「…いいのか?」

そう答えた。

「どうぞ。タオル使って下さい。」

「サンキュ。……優瑠?」

「はい?」

ーグイっ!ドン!ー

「何ですかっ?!」

壁に押し付けられて、身動きがとれなくなる。

ーちゅっー

「ん!」

遥斗の冷たい唇が触れる。

「…っ…優瑠。お前は隙がありすぎ。このままここで押し倒すよ。」

キスをされたことがショックだった。
瑠晴とのキスとは全然違った。
体中がゾクゾクとするようなキスではなかった。

「自分が何してるかわかってるんですか?」

強気に言う。

「ああ。わかってるよ。」

もう一度キスされそうになるのを拒む。
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