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カウントダウン
第3章 ン
「俺、水族館がいい」
「まぁ。定番っちゃ―定番だね」
「決まりな!次の日曜日は?」
「いいよ」
「すっげーワクワクする」
本当に高校生か!ってほど可愛い笑顔で
全身でワクワク感を表してる蒼くんに可笑しくなる。
「里香。何時に行かれる?」
「お昼ぐらいから~?」
呑気にそう言えば
「開園から行こうぜ」
と、やけに張り切る。
「いいけど・・・」
開園からなんて行ったことないんですけどっ!
水族館が初めての子供みたいに楽しみにしてるのね。
デートどころか
キスも手をつなぐ事さえしなかった5年前の私たち。
今、あの頃のしたくても出来なかった事を
同じ相手としてるんだと思うと
不思議な気分だった。
水族館デートの前の日。
「明日大丈夫?」
「変わりなくてOK?」
「時間変更しなくても大丈夫か?」
そんなメールが朝昼晩と届いた。
「うん大丈夫」
毎回同じメールを返すと
「うん。良かった」
そんな返事が同じように来る。
ドタキャンを心配しているのか
スマートだと噂の蒼くんからは想像もつかない。
「明日寝坊するといけないから俺もう寝るから」
そんなメールを着信したのは22時。
家族に気遣いながらも私は大笑いした。
「まぁ。定番っちゃ―定番だね」
「決まりな!次の日曜日は?」
「いいよ」
「すっげーワクワクする」
本当に高校生か!ってほど可愛い笑顔で
全身でワクワク感を表してる蒼くんに可笑しくなる。
「里香。何時に行かれる?」
「お昼ぐらいから~?」
呑気にそう言えば
「開園から行こうぜ」
と、やけに張り切る。
「いいけど・・・」
開園からなんて行ったことないんですけどっ!
水族館が初めての子供みたいに楽しみにしてるのね。
デートどころか
キスも手をつなぐ事さえしなかった5年前の私たち。
今、あの頃のしたくても出来なかった事を
同じ相手としてるんだと思うと
不思議な気分だった。
水族館デートの前の日。
「明日大丈夫?」
「変わりなくてOK?」
「時間変更しなくても大丈夫か?」
そんなメールが朝昼晩と届いた。
「うん大丈夫」
毎回同じメールを返すと
「うん。良かった」
そんな返事が同じように来る。
ドタキャンを心配しているのか
スマートだと噂の蒼くんからは想像もつかない。
「明日寝坊するといけないから俺もう寝るから」
そんなメールを着信したのは22時。
家族に気遣いながらも私は大笑いした。