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カウントダウン
第4章 ト
「蒼く・・・ん」
再びゆっくりと顔が近付いて
唇を合わせたけど、今度はなかなか離れなくて。
角度を変えて私の唇を噛む。
少し開いたその中に暖かい蒼くんの舌が遠慮なく入ってきた。

奥の方まで押し込まれ
口内をゆっくりと堪能する。
口の中で舌と舌が絡み合う。

ほほにあった蒼くんのてが
肩を伝わって胸で止まる。
遠慮がちだった手のひらが
徐々に力を込めて胸をもみしだいた。

「あ・・・ぁ・・・そうく・・」
「いや?」

キスの合間にほほとほほとこすり合わせるようにして
耳元で私に聞く声は小さく震えていた。

蒼くんの親指が私の乳首を探し当てる。
まるで直接触られているようにビクンと反応して声が出る。

「んぁ・・・・・ぁ」

「里香?いやだ?」

自信なさ気に聞く声とは裏腹に
親指はさらに強く乳首を攻め出した。

「あぁ・・・・ぁああああ・ぁぁ」
「里香。いやなら言って。
里香の嫌がることは・・・・したくない」

首筋を舐めながら言うその声は
振動を伝わってエロチックに私の耳に届く。

「ヤじゃな・・・い」

やっとのことで絞り出したその返事に
小さく息を吐き出して、ほっとした表情を見せた蒼くんは

「良かった。もう自分で止められないかと思った」

と苦笑しながら暖かい大きな手を洋服の中に入れてきた。
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