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練愛
第1章 相談
眼鏡にボサボサ頭
うつ向き歩く男は誰もが認める『ダサ男』
ドンッ
下ばかり見ていたせいで
前から来た誰かとぶつかった。
「す、すみません…」
ペコペコと頭を下げ謝る
「下ばっか見てるからだろ?
前見ろよ!飛鳥!」
聞きなれた声に安心し目線を冷たい床から声の主に移す
「あ…日向くん…」
「『日向くん…』じゃねーよ!この馬鹿!
前見て歩けって何回言ったらわかんだよ」
「ごめんね…考え事してて……」
徐々に小さくなる声に日向は溜め息をつく
「はあ…まあ、いいや…
んで?考え事って?何か合ったのか?」
呆れながらも心配そうに自分よりも少し背の低い飛鳥の顔を覗き込む
「いや…そのぉ………」
顔を赤らめた飛鳥が周りを気にしながらモジモジする
「さっさと言えよ!朝礼始まっちまうだろ!」
そんな事を言いながら日向は今まで一度も朝礼に顔を出した事がない
今も屋上に煙草を吸いに行く途中だった。
「あ…あのね、僕…」
飛鳥が話し始めると
キーンコーンカーンコーン♪
キーンコーンカーンコーン♪
学校中にチャイムの音が鳴り響いた
バタバタと周りの生徒達は雑談を辞め、教室に入って行く
飛鳥と日向は静かになったローカにまだ立っていた
うつ向き歩く男は誰もが認める『ダサ男』
ドンッ
下ばかり見ていたせいで
前から来た誰かとぶつかった。
「す、すみません…」
ペコペコと頭を下げ謝る
「下ばっか見てるからだろ?
前見ろよ!飛鳥!」
聞きなれた声に安心し目線を冷たい床から声の主に移す
「あ…日向くん…」
「『日向くん…』じゃねーよ!この馬鹿!
前見て歩けって何回言ったらわかんだよ」
「ごめんね…考え事してて……」
徐々に小さくなる声に日向は溜め息をつく
「はあ…まあ、いいや…
んで?考え事って?何か合ったのか?」
呆れながらも心配そうに自分よりも少し背の低い飛鳥の顔を覗き込む
「いや…そのぉ………」
顔を赤らめた飛鳥が周りを気にしながらモジモジする
「さっさと言えよ!朝礼始まっちまうだろ!」
そんな事を言いながら日向は今まで一度も朝礼に顔を出した事がない
今も屋上に煙草を吸いに行く途中だった。
「あ…あのね、僕…」
飛鳥が話し始めると
キーンコーンカーンコーン♪
キーンコーンカーンコーン♪
学校中にチャイムの音が鳴り響いた
バタバタと周りの生徒達は雑談を辞め、教室に入って行く
飛鳥と日向は静かになったローカにまだ立っていた