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薔薇色タクシー
第5章 ♡ダンディ系♡
この男…
本気で堕ちるところまで、堕とす気だ…。


流石に恐怖心が全身を襲ってきた。


でも、謎なのは…


「ねぇ…商談って言ったけど… なんで私なの?」


薔薇タクを知ってるなら、桃タクだって知っているだろう…
なんでよりにもよって私の方なのよ…。


ダンディ様はピエロのお面みたいに、ニンマリとほくそ笑み


「クックックッ…それは…君自身が一番解っているんじゃない?」


「私…自身が…?」


解らないから聞いてんじゃないの〜!!


ダンディ様はプロポリスでベタベタの指をひと舐めして、一気に花筒の奥まで突っ込んだ。


「あぁぁぁっ!やぁ…ぁ…」


指先でポルチオを弾かれ、電撃に撃たれたみたいに身体が跳ねる。


頭から危険信号が発信しているのに、されるがままで、余計身体が過剰反応してしまう。


「クックッ…その抵抗もいずれなくなるよ…本能で君は僕を求めるんだ…」


低い声で囁かれる声が暗示に掛けてくるみたいで、耳の奥がザワザワする。


「やっ…そんな…こと…ない…ぃ…」


必死で抵抗しようとする私にダンディ様は、せせら笑うかの様に言い放つ…


「だって…君…薫子は…セックス依存性だからさ…」


ドックン!


な…私が…『セックス依存性』? 

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