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加虐の皇子と愛玩ドール
第7章 耽溺被虐

「はぁ……ああっ」

 みおりはロープを少しずらして、シリコンボールの一つ目を、ほづみの蜜壺に押し入れた。

「ゃっ、んっんっ、はぁっ」

 ほづみのウエストが上下左右に暴れ出す。

 もどかしげに顫える内股、されど粘膜に通ったロープが、それらがこすれ合うのを妨げていた。

「デザート、続けな」

「あ、はい。いただきます」

 女性達が、ほづみから残った果物や生クリームを掬い取ってゆく。

 みおりはほづみの浅いところに沈めた一粒のシリコンボールを、指先で押さえてぐちゅぐちゅ回す。

 果物が、また、一欠片落ちた。

「あああっ」

 ほづみの喉から甘美な悲鳴が上がった。みおりが二センチ先にあったシリコンボールを、また一つ、ほづみの中に増やしたからだ。

「あああぁぁ……ゃっ、動かさないで下さい!あんっ、あああ!!……」

「もっとやられたいくせに。大勢に見られて玩具にされて、嬉しいんだろう?ほら、ほづみの下の口は、音立てて頷いている」

「ぁっ、はぁっ、あああんっ、あっあっ……」

「女体盛りって、一般に寿司なんだってな。……けど、ほづみはこっちの方が似合う。型破りついでに、ルールを追加したんだ」

「ゃあっ、もう、ダメ……ほんとに、ほんとに……いきっ、イキぃぃ……あああああっ……」

「イクのはほづみの自由だけど、これ、あんまり入れられないようにしろよ。中でどこに当たるか分からない」

「ゃっ、んん、あ……っ、挿れないで、下さ──…」

「ほづみ次第。果物一つでボール一個、マシュマロで二個突っ込むから。私はほづみがお姉さん達のデザートを落とした分、これで罰を与えるだけ」

「ぁっ、そんな……あっあっ……ああああんっ……」

 ぴっ、ぴっ、と、シロップに漬かったパイナップルやらキウイやらがレジャーシートに転がってゆく。みおりがシリコンボールを増やすと、今度はマシュマロが三つ、甘い果物を追っていった。
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