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加虐の皇子と愛玩ドール
第7章 耽溺被虐
* * * * * * *
トライフルが平らげられると、みおりはほづみの身体を拭って、バスローブにくるんだ。それからほづみを抱き上げて、宴もたけなわの座敷を出る間際、オーナーにバイブレーターを握らせて、部屋に戻った。
気取ったホテルのすました小部屋は、出てきた時とまるきり同じだ。二つ並んだ寝台の内一方に、ほづみの、出番をなくした優雅で奢侈な普段着が広げてあった。
「はぅっ、……」
みおりは空いた方の寝台に、ほづみを下ろした。
とろんとした双眸に捕らわれながら、覚束ない腰が浮きかけたのを妨げると、ほづみの下半身を縫いとめる。みおりは寝台に膝をかけて、ほづみの身体を組み敷いた。
「っ、はぁ……」
肩から首筋、喉にかけてをなぞっていって、くいっと顎を持ち上げる。バスローブに覆われた膨らみを揉みしだきながら、しどけない吐息をキスで塞ぐ。
「んっ……」
みおりはほづみの唇を、色んな角度から味わっていく。そうして軽く舌でなぞっては、歯列をこじ開ける片手間に、バスローブの紐をほどく。
ぴくぴく顫える熱い身体をまさぐって、太ももを上下にさする。そして、とっくに濡れきった割れ目に愛撫を移す。
「あっ」
みおりはほづみの肩が強ばったのにも構わないで、肉壺から覗いたガーランドの端っこを、軽く引いた。
キスをやめてほづみを見ると、そこに、ともすれば絶頂が迫った時と同じ風な顔つきが浮かんでいた。
「随分、よがったな。そんなにフォークやスプーンが気に入った?」
「ゃっ、……みおりさんの、手に比べたら……ぁっ、ああっん……」
「嘘ばっかり。ほづみのご所望なら、箸や爪楊枝も試してやるぜ」
「ほっ、本当ですって!……みおりさんの、が、……あんっ、良いです……あっあっ……」
みおりはシリコンの尻尾をよけて、指をねじ込んでゆく。
ほづみの体内が、もつれた異物でいっぱいになっていた。
「ああああぁんっ、これ、もうっ、抜いて下さ──…あんっ!!」
「そんな簡単に抜いたんじゃ、楽しみ甲斐ないじゃん。一晩中突っ込んでおいても問題なくない?」
「大ありですって……はぁっ、私……我慢……出来なくなります……」
ほづみの臀部が物欲しげに揺れていた。
みおりはほづみの耳朶を唇に挟んで、軽く軽く歯を立てる。