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crazy night
第5章 燻る復讐心
有紗は、土曜・日曜日を心の整理にあてた。
仕事に行く気にもなれず、次の月曜日も休んでしまう。
汚された有紗の大切な部分は今もヒリヒリと痛みを残す。
「愛してるんだ…」
いくら考えても士郎の言葉の意味が解らなかった。
とにかく、仕事を辞めて新たな人生を歩み始めるしかない。
雄二の事を想うと、心は傷んだ…
遮光カーテンを閉め切り、一日中ベッドの上で塞ぎ混む有紗。
カバンに入れたままの携帯が音をたてる。
応答する気にもならない。
それから1~2時間たった頃だろうか、玄関口でドアにガサッと何かがかけられる音がした。
驚いた有紗は、さすがに飛び起き、覗き窓から外を確認する。
既に誰も居なかった…
おそるおそる扉をあけ、ドアノブにかけられたビニール袋を確認する
「お粥…」
コンビニで買ったであろう、その袋のなかには、卵粥やインスタントのうどん、バナナなどのフルーツが入っていた。
一人暮らしの体調不良を心配し、誰かが来てくれたのだろうか…
有紗は携帯の着信を確認すると、恐怖に顔を歪ませ落としてしまった。
着信の相手は士郎だった…
仕事に行く気にもなれず、次の月曜日も休んでしまう。
汚された有紗の大切な部分は今もヒリヒリと痛みを残す。
「愛してるんだ…」
いくら考えても士郎の言葉の意味が解らなかった。
とにかく、仕事を辞めて新たな人生を歩み始めるしかない。
雄二の事を想うと、心は傷んだ…
遮光カーテンを閉め切り、一日中ベッドの上で塞ぎ混む有紗。
カバンに入れたままの携帯が音をたてる。
応答する気にもならない。
それから1~2時間たった頃だろうか、玄関口でドアにガサッと何かがかけられる音がした。
驚いた有紗は、さすがに飛び起き、覗き窓から外を確認する。
既に誰も居なかった…
おそるおそる扉をあけ、ドアノブにかけられたビニール袋を確認する
「お粥…」
コンビニで買ったであろう、その袋のなかには、卵粥やインスタントのうどん、バナナなどのフルーツが入っていた。
一人暮らしの体調不良を心配し、誰かが来てくれたのだろうか…
有紗は携帯の着信を確認すると、恐怖に顔を歪ませ落としてしまった。
着信の相手は士郎だった…