この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
王女様の不埒な暴走
第5章 暴走の果ての悲劇




 リネンの上で身体を弛緩させ、荒い息を繰り返すリンゼイをジョシュアがそっと包み、額にキスをする。


「上手に達せられましたね。お見事です」


「達す……?」


 ぼんやりとした表情のリンゼイは反芻する。


「はい。達〈イ〉く、とも申します」


 よく解らないが、ジョシュアが褒めてくれたのだ。きっといいことなんだろう。


「……充分に解れたようですので、この先に進もうと思いますが最後にお伺いします。本当に後悔されませんか?」


 媚薬に冒され、行き場のない熱を抱える彼のほうが辛いはずなのに、髪を撫で労わってくれる彼の優しさに胸が震える。


 こんなにも優しい人に酷いことをした後悔はある。だが彼に抱かれて後悔することなど決してない。


 ジョシュアに純潔を捧げたいという想いだけでなく、自分がしでかした非道で苦しむ彼をどうにかしてあげたくて、リンゼイはしっかりと頷いた。


「しま、せん。しませんから……どうかジョシュアさんもその熱を私の身体で鎮めてください」


 彼の頬に掌で触れ口づけを求めると、甘やかに応じてくれる。


 愛しているという想いが涙となって溢れてきた。






.
/408ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ