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Cherry boys(短編集)
第2章 プラシーボ
倉田さんには…ミドリキノコが効いてるの?

可愛さと色っぽさが混じった表情…

どきどき肩を回すときに揺れる胸…

正座のときにわずかに開いてる膝…

ぜんぶセクシーなんだけど…
いつもと同じ…

ひょっとして…ミドリキノコは効いてて…
発情してヌレヌレなんだけど…

ガマンしてるの?

僕に隠してるの?

僕は倉田さんを観察するが
倉田さんに変わった様子は見られない。

「どうしたの?杉山くん?」

「い…いや…何でもないよ」

ジロジロと倉田さんを見過ぎたな…
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