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Cherry boys(短編集)
第2章 プラシーボ
倉田さんは怒ってる。

ティッシュでいくら拭き取っても…
紺色のサマーセーターにこびり付いた
白いテカりが取れない…。

「今から…バスに乗って…
両親の待つ家に帰る私やのに…
どうしてくれるん?!」

「ご…ごめんなさい…」

「これからは…
ちゃんと気を付けるんやで」

は…えっ…へっ?

それって…これからも…
エッチをしようってこと?
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