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オルテンシア【紫陽花】~檻の中の花嫁~
第6章 ☆♯04 SceneⅣ(情炎~JOUEN~)☆
終日という名は、男神と女神が三日夜に渡ってまぐわったことから来ているのだ、と、晃司が含み笑いを洩らした。だが、その美しい笑みは、何とも猥雑な影に彩られていた。幾ら神話とはいえ、あまりに露骨な交合の話など持ち出され、美月は羞恥にたまらなくなり、頬を染めてうつむいた。
そんな美月を、晃司は満足げに眺めている。淫らな言葉を耳許で囁き、言葉でも女を犯すことに恍惚としている。身も世もなく恥ずかしがる美月を見ることに昏い悦びを見出しているようだ。
そんな美月を、晃司は満足げに眺めている。淫らな言葉を耳許で囁き、言葉でも女を犯すことに恍惚としている。身も世もなく恥ずかしがる美月を見ることに昏い悦びを見出しているようだ。