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オルテンシア【紫陽花】~檻の中の花嫁~
第6章 ☆♯04 SceneⅣ(情炎~JOUEN~)☆
雄々しい男神に女神はたちまちにして恋に落ち、二人の神々は三日三晩に渡ってまぐわった。三日めの夜、男神が女神の奥深くで注いだ精が女神に受け容れられ、女神は身籠もったという。
やがて、女神は二人の愛の証である子を産み落とした。二人の神の間に生まれたのが終日(ひねもす)の尊(みこと)―つまり、この山だと云われている。単なる伝承にすぎないが、この地方では古くから語り継がれている神話時代の話だった。
やがて、女神は二人の愛の証である子を産み落とした。二人の神の間に生まれたのが終日(ひねもす)の尊(みこと)―つまり、この山だと云われている。単なる伝承にすぎないが、この地方では古くから語り継がれている神話時代の話だった。